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2010年7月~

■2010年9月 井の頭恩賜公園池湧水復活・水質浄化運動の推移

テレビなどで度々報道されていた小島教授の研究について最初にコンタクトをとったのは、当時当クラブ特別事業委員長だったL杉田が都議会会議室で行われた小島教授の講演会に出席した際、その会場にて井の頭恩賜公園の実情と当クラブの取り組みについて報告し、池の水質改善の為に力添えをお願いしたことが始まりです。

                               群馬高専・小島昭教授

 

その直後の2007年1月17日、東京吉祥寺ライオンズクラブ特別委員会、武蔵野公会堂会議室に於いて、群馬高専小島教授をお呼びして、炭素繊維の水質浄化効果について最初の講義を受けました。
ビデオで見る炭素繊維の浄化効果は著しい力を示しており、水質浄化効果と魚類の産卵を促す人口藻場として大きな効果を示しておりました。

東京都西部公園緑地事務所小口所長との交渉によって、炭素繊維を人口藻場として設置する事に決定して、最初の筏を池に浮かべる事が出来ました。

炭素繊維に集まる魚たちは様々で、ブルーギルも多くの稚魚がゆりかごとして炭素繊維に集まってきます。フナやコイにとっては格好の産卵場所になっています。観察の度に多くの魚卵を確認する事が出来ました。
この最初の筏は住友金属鉱山が開発したもので、リース契約でしたので、一年で返却し、独自の筏を製作して池に浮かべる計画が中場委員長の時に始まりました。
最初の筏は人口藻場として外来魚捕獲の仕掛けとしての設置でしたが、今回の物は水質浄化の効果を期待して、その旨を表示して設置したものです。
孟宗竹を使用して筏を組み、池に浮かべると言うもので、2008年7月26日、六基
の筏に必要な竹を切りそろえて運び込み、組み立てて池に浮かべる事ができました。

その際に炭を一つの筏に10キロずつと鉄片を炭素繊維で織った袋につめて沈めました。鉄はリンの除去に効果が見込めると言う事です。炭は炭素繊維筏との相乗効果で水質を改善してくれます。
井の頭かんさつ会の外来魚駆除活動や神田川ネットワークと当クラブで設置したクウシンサイ筏の設置、生態工房のミシシッピー赤耳亀の駆除、その他の井の頭公園を中心にした市民団体の環境改善運動と行政の取り組みが建設省に評価されて表彰を受けることが出来ました。しかし、表彰式のやり方の中に、行政の取り組みを上位に置く様な所が見受けられて誠に残念に思いました。

はっきり言える事は、私たちが井の頭池の湧水復活・水質改善運動の取り組みを始めたときには、行政を預かる東京都、武蔵野市、三鷹市には、井の頭池の湧水を復活させようと言う視点は皆無で、雨水の地下浸透に対する取り組みも、水害対策のためという視点しかなかったのです。雨水浸透枡の設置も一定水準以上には設置が進まずに頓挫をしていたといっても過言ではありません。
私たち東京吉祥寺ライオンズクラブの働きかけと汗を流しながらの取り組みにより、多くの団体が参加しての井の頭100年実行委員会も立ち上げる事が出来たのです。
2009年9月19日には330-A岡野ガバナーを迎えて、「よみがえれ井の頭池イベント」を開催いたしました。午前中に市内小学生60人による外来魚捕獲体験学習の実施、2部として各環境活動団体の活動報告会で岡野ガバナーにもご挨拶を頂きました。3部は環境音楽を創出し、音楽活動を続けるアメリカの著名な音楽家、クリストファー・カレル氏の演奏会。 
多くの、公園を訪れる一般市民の参加を戴いて、盛大で有意義なイベントになりました。

更に2010年6月30日には吉祥寺にある藤村女子中学校の1年生2年生全員で、外来魚捕獲体験授業を実施いたしました。当日は井の頭かんさつ会の皆様にも協力を戴いて
短時間の中を驚くように沢山の外来魚を捕獲する事ができました。参加した生徒達に感想を聞いた所、「初めて外来魚に接して、数が多いのにビックリした」「参加できてよかった」などの好意的な感想が多く、実態を体験する事の大切さを感じました。

 

■2010年9月18日

檜田特別事業委員長の計画により、炭素繊維筏を設置してから2年が経過しているために、その補修と新規に2基の設置を実施いたしました。
新たに孟宗竹材を運び込んで、筏を製作し、3人が池に入って作業を実施いたしました。 
今回の筏には新しいタイプの炭素繊維を使用しているため、アオコの発生を抑える効果が期待できます。以前に設置した六基の筏は竹材を補充して浮力を持たせ、炭素繊維も追加して、もう暫くは働いていただける状態にリニューアルしました。

   アオコ発生を防ぐ「すーぱーぴーとる」について
   説明をする小島教授・それを取付けた新しい筏・古い筏にも取付けて補修

 

井の頭池を中心に活動している多様な環境団体と交流を持って、私たちも沢山の活動に参加してきましたが、今後はもう一度原点にもどって、「井の頭池の湧水の復活」の為に、地下水の涵養運動、雨水浸透枡の設置促進運動、公有地雨水地下浸透工事の推進に向かって、努力して行きたいと思います。